心臓病は心臓の働きに異常が起こる病気全般を指します。よく聞く心筋梗塞※1や弁膜症※2、不整脈※3などがこれに当たります。心臓病と一言に言っても様々な病気があるので、ゆっくりと心臓の動きが悪くなったり、突然悪くなったりと様々な経過が起こり得ます。例えば心筋梗塞などでは突然心臓に栄養・酸素がいきわたらなくなるので、突然心臓の動きが悪くなる、もしくは急に心臓が止まって死に至ることもあります。このように突然心臓の動きが悪くなることもあれば、一方ではゆっくりと心臓に負担がかかり、徐々に心臓の働きが悪くなる場合もあります。
心臓は身体や肺、脳に血液を送るポンプの機能を持っています。その働きが低下すると身体や肺、脳等に血液を十分に送ることができず、血液が全身のあちこちで渋滞し、なかなか全身を巡りにくくなってしまいます。この状態を心不全といいます。心不全となった場合は、必要な血液の量を身体に送ることができなくなるため、身体のいたるところで血液に乗せて全身に運んでいる栄養や酸素が不足し、栄養不足や酸欠に陥ります。そのため、少しの動作で息切れを起こしたり、身体がだるくなってしまったりします。
1. | 心筋梗塞: |
心臓を栄養する血管が詰まる病気 | |
2. | 弁膜症: |
心臓の逆流防止弁に異常がでる病気 | |
3. | 弁膜症: |
脈がゆっくり打ったり速く打ったりと不規則な状態になる病気 |