セカンドオピニオンを希望した時
~セカンドオピニオンを受ける際のコツ~ 主治医には嫌がられない?カルテの共有を依頼しても大丈夫?~
最近では、セカンドオピニオンが意思決定において重要視され、実際にセカンドオピニオンを希望される、患者ご本人とそのご家族も増えています。
一方で、「セカンドオピニオンを受けたいけれど、誰に相談したらいいのか分からない」「主治医に相談したら悪く思われないか?」「手順や流れが分からない」といった悩みを抱え、セカンドオピニオンの選択を諦めた方も多くいらっしゃいます。
同じような悩みや不安を抱えている方へ、セカンドオピニオンを受ける際の手順や準備、そしてご家族ができることについて説明します。
〜手順と流れ〜
1 セカンドオピニオンの希望先を決める
2 主治医へセカンドオピニオンを受けたいことを伝える
3 紹介状を受け取る
4 紹介先の病院へ連絡し、受診予約を行い、セカンドオピニオンを受ける
5 終了後再度、主治医へセカンドオピニオンの結果を報告し、今後について相談する
〜セカンドオピニオンを受ける際のポイント〜
① 理解ができるまで医師に確認する
セカンドオピニオンを受診する時に大切なポイントは、ご本人やご家族が十分に理解できるまで確認をすることです。
疑問なことがあれば、理解ができるまで医師に確認をするようにします。
ご本人は、精神的にも身体的にも辛く苦しい状況に置かれている為、医師の説明を理解しないまま治療に進む方もいらっしゃいます。
サポートされるご家族は、治療に対する認識に相違がないか、理解が正しいかを確認する必要があります。よく分からない所が少しでもあれば、遠慮せずに納得のいくまで確認をしましょう。
② ご家族のみの受信も可能
患者本人が医療機関へ行けない場合、ご家族のみでの受診も可能です。
受診先にセカンドオピニオンの日程調整をする際に、家族のみでセカンドオピニオンを受けることを伝え、必要な書類等の確認をしましょう。
基本的には、患者本人との関係を証明する身分証が必要となります。
③ セカンドオピニオンは自費診療扱い
セカンドオピニオンは自費診療扱いとなり、医療費が高額になります。
民間保険に加入されている場合は、担当のライフプランナーに事前相談すると良いと思います。加入状況により様々なサービスや保障が受けられる場合があるため、事前に加入会社へ相談することで、経済的負担が軽減される場合があります。
~ 最後に ~
セカンドオピニオンとは他の見解を聞くことで、ご本人やご家族が現状を十分に理解し後悔しない選択をするための大切な手段の一つです。主体は医師ではありません。今後に対する大切な決断だからこそ、少しでも安心して過ごせるように、今一度検討してみてはいかがでしょうか。