【早期肺がん】手術後の暮らし
たんぱく質や
ビタミンを意識した回復食
Recovery meals that focus on protein and vitamins
材料(1人分)
鶏ささみ … 50g
ほうれん草 … 1株
卵 … 1個
だし汁 … 100ml
醤油 … 小さじ1/2
作り方
鶏ささみをそぎ切りにし、だし汁で煮る。
ほうれん草を加え、さっと火を通す。
溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったら醤油で味を整える。
ポイント
卵とささみでたんぱく質をしっかり補給
ほうれん草でビタミン・ミネラル補給
柔らかくて食べやすい

大石先生のひとこと
担当した50代の女性患者さんは、術後にご飯のにおいで吐き気を感じるようになり、全体的に食が細くなってしまいました。
そこで、主食をパンや麺類に変え、ご飯を冷凍保存して電子レンジで温めることでにおいを抑え、少しずつ口にできるようになりました。また、食事の盛り付けも工夫しました。1品あたりの量を減らし、レストランの前菜盛り合わせのように少しずつ器に分けて盛り付けをおこないました。すると、「こんなに食べられた」と達成感を得られるようになったと話されました。逆に、大きな器にたっぷり盛り付けてしまうと「こんなに食べなければならない」とプレッシャーを感じ、残した際には「これだけしか食べられなかった」と自分を責めてしまうことがあったそうです。
さらに、スープなどの汁物も、一度に大きな器で出すのではなく小さな器に分け、飲み終えてから追加する方法に変えました。そうした工夫によって、「食べることに対する気持ちが楽になった」と振り返られていました。
【睡眠】休養のとり方
十分な睡眠は、体力の回復を大きく支えます。手術後は胸の違和感や咳で眠りが浅くなることがあります。その場合は枕を高めにして呼吸を楽にしたり、加湿器を利用して空気の乾燥を防ぐと良いでしょう。また、布団の中で眠気を待つと「寝なくてはならない」とプレッシャーになってしまうため、眠くなってから布団に入るという工夫も大切です。
日中に短時間の昼寝を取り入れるのも有効ですが、長時間の昼寝は夜の眠りを妨げるため注意が必要です。眠れない日が続くときは、早めに主治医に相談しましょう。
【入浴】再開の目安
退院直後はシャワー浴から始めるのが一般的です。傷口の回復状況や体力を見ながら、主治医の許可が出れば浴槽での入浴も可能になります。
入浴の際には、次の点に気をつけていただくと安心です。
ぬるめのお湯(38℃前後)で行う
入浴時間は体力の消耗を防ぐため5〜10分から始める
入浴前後にはコップ1杯の水分補給を行う
最初は「半身浴(みぞおちくらいまで)」から始める
少しでも息苦しさや疲れを感じたら、すぐに中止する
【外出】まずは散歩から
手術後の外出は、まず自宅周辺での短い散歩から始めると安心です。徐々に距離や時間を延ばし、体力の回復を図っていきましょう。外出時は人混みを避け、感染症予防としてマスクを着用することも推奨されます。気分転換や社会とのつながりを持つことは、回復への大きな力になります。
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【運動】リハビリとしての体力づくり

