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06/30 (火) 08:15更新

胃がん手術後の食事ガイド

~栄養をしっかり摂るためのポイント~
Dietary Guide After Stomach Cancer Surgery: Tips for Getting Adequate Nutrition
管理栄養士 水澤聖子
管理栄養士歴10年 総合病院、回復期病院にて管理栄養士業務に従事。外科術後・内科・透析等、幅広い病態に対する栄養指導を月50件以上担当。料理教室の勤務経験もあり、食事療法はもちろん、調理の提案も得意。
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「胃がん手術後の食事で気をつけることは?」そんな不安を抱えていませんか?

この記事では、医学的根拠に基づいた適切な食事のポイントを「症状別」「手術後の経過時期別」に分けて解説していきます。

正しい知識を身につけることで、食事へのストレスが減り、少しでも快適に、穏やかに過ごしていただける一助となれば幸いです。

 

胃がんと食事の関係~手術後の食生活の基本を知る~

胃がんは、食生活と深い関わりのある病気です。

胃は、食べ物を消化し、必要な栄養素を体に吸収するために重要な器官ですが、がんが進行するとその働きが大きく損なわれます。また、手術や治療の影響で食事のとり方にも工夫が必要になります。ここでは、胃の役割や胃がん手術後に起こる食事トラブルについて解説します。

胃の役割と胃がんが
食生活に与える影響

The Role of the Stomach and the Impact of Stomach Cancer on Diet

胃は、食べ物を一時的に貯蔵し、胃液を分泌して消化を助ける重要な器官です。また、体に必要な栄養素を適切に取り込む役割を果たします。

しかし、胃がんが進行すると、胃の粘膜が傷つき、消化機能が低下します。また、がんの部位によっては食べ物の通過を妨げる場合もあります。

さらに、胃がんの治療として胃の一部または全体を切除する手術を受けると、消化機能が大幅に低下し、食事のとり方に工夫が必要になります。

胃の消化機能が低下すると、胸焼けや気分不良から食事量が減少し、それらの影響により栄養素不足となり、貧血や体力の低下、免疫力の低下が起こりやすくなります。

 管理栄養士 水澤のワンポイント情報

がんの部位によっては、気分不快や嘔吐が続き、がんが発見されるきっかけになることもありますので、体調の変化を敏感に感じ取ることも非常に重要です。

 

胃がん手術後に起こる
主な食事トラブル

Common dietary issues following stomach cancer surgery 

胃がんの手術後、多くの患者が食事に関するトラブルを経験します。

その中でも特に多いトラブルが以下の3つとなります。

ここでは胃がん手術後の主な食事トラブルについて解説していきます。
 

 体重減少と栄養不足 

胃がんの手術後は食事の摂取量が減少し、体重が大幅に落ちることがあります。

特に、胃を全摘(すべて切除)した場合は食べる量が制限され、十分なエネルギーや栄養を摂取することが難しくなります。体重が落ちすぎると、体力が低下し、日常生活に支障をきたすこともでてきます。

 ダンピング症候群 

胃の手術後、食べ物が急速に小腸に送り込まれることで起こるトラブルを「ダンピング症候群」といいます。

食後30分以内に起こる「早期ダンピング」と、食後2~3時間後に起こる「後期ダンピング」の2種類があります。

  • 早期ダンピング
    めまいや動悸、冷や汗、吐き気、腹痛、下痢が起こりやすい。
     

  • 後期ダンピング
    倦怠感、頭痛、発汗、手の震えなどが起こりやすい。(血糖値の急激な変動により起こる低血糖症状です。)

ダンピング症候群の症状と対策 ≫

 

 消化不良と腹部膨満感 

胃の切除により、食べ物の消化が不十分になりやすく、特に脂肪分の多い食事を摂ると消化不良が起こりやすくなります。これにより、腹部の膨満感や下痢、腹痛などの症状が現れることがあります。
 

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胃がん手術後の食事トラブル対策【症状別】

管理栄養士 水澤聖子=監修
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