大腸がん肉眼分類の基礎知識
大腸内視鏡検査の後、医師から検査結果の説明は受けたものの、検査結果の紙を見て「0-Ⅱc」や「2型」といった、まるで暗号のような専門用語に、「結局自分の状態はどういうことなんだろう?」「これは深刻なのだろうか?」と、疑問に感じたことはないでしょうか?
この記事では、大腸がんの肉眼分類について肉眼分類のイラストを交えながら解説をします。ご自身やご家族の体の状態を理解し、適切な治療を選択する一助となれましたら幸いです。
肉眼分類とは
大腸がんの「肉眼分類」とは、内視鏡などで直接見たときの、がんの「見た目」や「形」による分類のことを言い、がんの性質や進行度を推測し、「内視鏡で切除できるか」「手術が必要か」といった治療方針を決めるためにとても重要な分類となります。
肉眼分類は、がんが表面にとどまっていることが多い「表層型」と、より深く進行した「腫瘤型」の2つのタイプに分けられます。
この章では、「表層型」と「腫瘤型」の2つのタイプについて解説していきます。
早期がんを表す「表層型」:0型
"Superficial type" representing early-stage cancer: Type 0

大腸がんの肉眼分類における「表層型:0型」とは、がんが大腸の「粘膜」もしくは「粘膜下層」にとどまっている、比較的初期段階のがんを指します。体への負担が少ない内視鏡治療でがんがあったとしても完全に取りきれる(根治できる)可能性があります。
この表層型の段階でがんを発見し、その形を正確に診断することが、早期治療へのカギとなります。
進行がんを表す「腫瘤型」:1~5型
"Mass type" (indicating advanced cancer): Types 1–5
「腫瘤型:1~5型」とは、がんが大腸の壁の筋層まで達しているか、それ以上に進行している状態を指し、目に見えて大きなこぶ(腫瘤)や、深くえぐれたような潰瘍を形成しているのが特徴です。
進行がんの典型的な見た目となり、がん細胞がリンパ管や血管に入り込み他の臓器へ転移している可能性も考えなければなりません。
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早期がん(表層型 :0型)の分類と特徴

