肺がんの基礎知識
肺がんの症状
肺がんは、初期にはほとんど症状が現れず、進行してから気づかれるケースが多い病気です。
主な症状には、長引く咳、血痰、息切れなどがありますが、これらは風邪や気管支炎と似ているため見逃されがちです。また、がんの種類や発生部位によっても症状の出方が異なります。
自覚症状が出たときにはすでに進行していることも多く、早期発見のためには定期的な検査が重要です。
初期症状
Early symptoms
進行が非常に早く、初期の段階でもすでに全身に転移していることが多い悪性度の高いがんです。
主に肺の中央部(肺門部*1)に発生しやすく、比較的早期から症状が現れることがあります。
症状
咳、痰、呼吸の違和感
声のかすれ
顔や腕のむくみ
嚥下困難(飲み込みにくさ)
肺がん全体の約80〜85%を占める最も一般的なタイプで、進行は比較的ゆるやかです。
多くは肺の外側や末梢部分(肺野部*2)に発生するため、初期には自覚症状がほとんど現れません。たとえ咳などの症状があっても、喫煙習慣や加齢のせいと誤って判断されたり、軽い風邪と思い込んで受診が遅れることがあります。
症状
長引く咳(2週間以上)
血痰
息切れ

小林先生のひとこと
肺がんといっても、咳など肺の症状だけでないこともあります。ある人は食事が閊えると感じ、何度も胃カメラをしても問題なしと言われていました。最終的に肺がんの塊が食道を圧迫していたことがわかりました。また別の方は肩の痛みで整形外科を通院していましたがなかなか良くならず、後々鎖骨の裏側辺り(肺は意外と首に近いところまであるのです)に肺がんがあることがわかりました。
このように肺がんといっても必ずしも肺の症状だけでないこともあり、不調を感じましたら医療機関を受診し、根気強く原因を探ることも重要です。
まとめ
本記事では、肺がんの発症状況や種類、原因について基礎から丁寧に解説してきました。これらの知識は、ご本人が「これから」をどう生きるかを考えるうえでも大切な手がかりとなるはずです。
肺がんという現実は変えられなくても、ご本人やご家族の「これから」過ごす時間の質を高めるお手伝いが出来ましたら嬉しく思います。

