Stories of each family
~ 家族が語る 最期の物語り ~
コロナ禍の長いお別れ
コロナ禍の長いお別れ
Last Shirahama Trip and Sushi
看取った方
看取り体験者 (女性)
久保田 典子
さん
(女性)
看取られた方
祖母
grandmother
享年
94歳
主な疾患
肺炎
闘病期間
0年
0ヶ月
最期を迎えた場所
病院
どんな看取りだったかお聞かせ頂けないでしょうか
2021年夏、コロナのためその病院では面会が「2人」に制限されてました。
そのため、最期の瞬間は、長女である母と長男である叔父に看取られました。みんなで話し合いもせず、自然にその2人が向かうことになりました。
秋田に住むわたしは、すぐに危篤の祖母のもとへ駆けつけたかったのですが、叶いませんでした。
落ち着き始めていたのですが、まだ先の見えないコロナ禍のさなかでした。コロナでなければ、身内みんなで付き添ったでしょう。
祖母の経過は母からメールでしてもらっていましたが、メールだけだと何か絵空事のようにも感じられました。
正直、お葬式が開かれるまで実感が薄かったです。さすがに当時のコロナ禍では、なすすべがありませんでした。
三回忌の今でも、また祖母に出逢えるような願いと思いがあります。もうひとたび会いたいです。母の話では、母と叔父に見守られ、苦しまず、眠るような最期だったようです。