Stories of each family
~ 家族が語る 最期の物語り ~
祖母との突然の別れと余命3日宣告

祖母との突然の別れと余命3日宣告

Last Shirahama Trip and Sushi
看取った方
看取り体験者 (女性)
まなまめ さん (女性)
33歳 主婦 大阪府
看取られた方
祖母
grandmother
享年 84歳
主な疾患 間質性肺炎
闘病期間 0年 0ヶ月
最期を迎えた場所 病院

どんな看取りだったかお聞かせ頂けないでしょうか

祖母の家へは、片付けや掃除を手伝いをするために、週に何日か通っておりました。



その日もいつものように祖母の家に行っていたのですが、少し様子がおかしいことに気が付きました。いつも通り楽しく会話もしていましたが、言い表すことの出来ない直感のようなものが働きました。



体調を尋ねると「すこししんどいかも」とのこと。いつも元気な祖母のことなので、大して危機感はありませんでした。しかし、本当に何となく「もし動けなさそうなら、念のため救急車で病院に行く?」と聞くと、祖母は「そうする」と言いました。



そして救急車に乗って付き添いながら病院へ行きました。病院へ着くと医師からは念のため入院を進められました。私はこの時も大袈裟だと思っていました。どうせすぐ元気に帰って来ると本気で思っていました。



けれど次の日、医師から「もっても3日だろう」と言われて、愕然としました。母と、叔父も一緒に話を聞き、泣きながら今後の相談をしました。それでもどこかで祖母なら大丈夫。いつもみたいに「先生やぶ医者やったわ」と笑って帰ってくると思っていました。



しかし医師の宣告通り、きっちり3日目の朝、様態が急変したと連絡があり、急いで病院に駆けつけました。祖母はかなりぐったりしていて、呼吸も浅く、とても痛がっていました。



「みんな、来てるんか…そうか、もう死ぬんやな」祖母は小さくそう言いました。「違う」と言いましたが、祖母の耳に届いていたのかわかりません。



「死ぬ時ってこんな苦しいんやな…」祖母の言葉はそれが最後でした。



私は「祖母が苦しんでいるから薬か何かで少しでも体を楽にしてあげてほしい」と言いましたが「鎮静剤を打つと、そのまま命が尽きてしまうかも」と叔父に言われて、どうしたらいいのかわからないまま、ひたすら涙を流して祖母の最期を見届けました。


ご本人はどんな方でしたか What kind of person was he

病気はどんな経過を辿りましたか How did the disease progress

やってよかったこと What are you glad you did?

もっとこうすればよかった Things I'm glad I did

もっとこうだったらいいのに I wish it was more like this

この先 家族を看取る方へ伝えたい事 What I would like to convey to those who will be caring for their families

旅立ったご本人へのメッセージ A message to the person who has departed