Stories of each family
~ 家族が語る 最期の物語り ~
待っててくれた祖父との最期の時間

待っててくれた祖父との最期の時間

Last Shirahama Trip and Sushi
看取った方
看取り体験者 (女性)
もんま さん (女性)
27歳 在宅医療、診療助手 宮城県石巻市
看取られた方
祖父
grandfather
享年 85歳
主な疾患 脳梗塞
闘病期間 2年 0ヶ月
最期を迎えた場所 自宅

どんな看取りだったかお聞かせ頂けないでしょうか

祖父が亡くなった日、わたしは仕事でした。肺炎があり、在宅酸素を入れていましたがそれ以外は変わりなく、元気に過ごしていました。


亡くなる6日前に脳梗塞になり、目をあけることも、口を動かすことも、話すことも出来なくなりました。訪問診療を入れていたため、主治医からは、「いつどうなってもおかしくない」と言われていました。


その日、仕事を終え、母からの連絡が入っていました。「今晩かもしれない」との事でした。急いで帰り家に着くと、家族全員、祖父の枕元にいました。


わたしも祖父の傍に行き、「帰ってきたよ!」と声をかけました。 下顎呼吸になっていたため、素人ながらにもう少しなんだな、と思ったのを覚えています。


家族でたくさん声をかけました。それに反応したかのように、開けられずにいた目を開け、家族ひとりひとりの顔を見るかのように目を動かし、動かすことの出来なかった口を動かし、口癖だった「どうもね」と一言。


その後静かに息を引き取りました。


ご本人はどんな方でしたか What kind of person was he

病気はどんな経過を辿りましたか How did the disease progress

やってよかったこと What are you glad you did?

もっとこうすればよかった Things I'm glad I did

もっとこうだったらいいのに I wish it was more like this

この先 家族を看取る方へ伝えたい事 What I would like to convey to those who will be caring for their families

旅立ったご本人へのメッセージ A message to the person who has departed