Stories of each family
~ 家族が語る 最期の物語り ~
穏やかな最期
穏やかな最期
Last Shirahama Trip and Sushi
看取った方
看取り体験者 (女性)
まいこ
さん
(女性)
看取られた方
叔父
uncle
享年
72歳
主な疾患
脳性まひ
闘病期間
60年
0ヶ月
最期を迎えた場所
病院
どんな看取りだったかお聞かせ頂けないでしょうか
看取りはとくに前触れもなく、おやすみと言って寝てから、そのまま起きないというものでした。
そのため、非常に穏やかな最期であり、本人が苦しむこともなく、主治医からも老衰の判断を受けています。
本来、幼少期の病気をきっかけとし、寝たきりになった人は短命であるため、ここまで長生きできたこと、そして苦しむことなく老衰で最期を迎えることができたことは、とても恵まれているケースであると医療関係の方々や、福祉サービスでお世話になった方々にはたくさん言っていただきました。
そういったことも関係するのかは分かりませんが、家族としても「大事にしてあげられたよね」という達成感や満足感が強く、最期を受け入れることができています。
寝たきりになってから40年ほどあり、全介所の必要性があったため、家族介護をしてきた年数が長く、介護疲れも感じることはありましたが、それでも毎年の叔父の誕生日に「今年も無事に誕生日を迎えることができて良かった」とみんなで話すことができていたので、良い距離感を保ちながらバランスの取れた家族介護ができていたのではないでしょうか。
コミュニケーションを取ることができなかったため、叔父本人がどのような最期を迎えたいかは聞くことはできていませんでしたが、表情はとても穏やかで、優しい顔をして息を引き取っていたため、これで良かったのではないかと家族としては感じ取っています。