家族が余命宣告を受けた時
何ができる ? どうしたらいい ?
Peaceful final days with family close by
何ができる?どうしたらいい?
余命宣告を受けた時、本人を支える家族もまた、大きなショックを受けることと思います。
しかし、余命宣告を受けたからと言って、そのまま死を待つだけしか方法がない、というわけではありません。
本人と家族、それぞれが何を望み、その望みを叶えるために、どのように行動に移していくことができるのか。
それらを、一つずつ分解して考え、整理することが「できるかぎり穏やかで、できる限り悔いのない看取り」への、第一歩になるはずです。
まずは色々な方と相談しながら、「家族だけで解決しなければ」と負担に思わずに、今後について、どうしたら良いのかを、決めていって頂ければと思います。
家族として「できる限りのことをしてあげたい」そう思うのは当たり前の感情です。
家族だからこそできること。
そばで見守ったり、本人の希望を叶えてあげたり、本人が好んできたものを暮らしに取り入れたり.......
一緒に過ごしてきた家族だからこそ、できることが沢山あるはずです。
そしてこの時に、とても大切にして頂きたいポイントがあります。
それは「完ぺきを求めすぎないこと」です。
家族が負担を感じていると、本人も心苦しく感じるものですし、看取りに「完ぺき」はありません。
「何かあったら助けてもらおう!」とそのくらいの気持ちで、肩の力を抜いて過ごすことが、本人と家族のより良い時間につながることと思います。
一方で、当事者である本人にもできることはたくさんあります。
やりたいこと、食べたいもの、行きたい場所、会いたい人......。
「本当に望んでいることは何か」
それを家族に正直に伝えることが、できるだけ悔いのない人生を過ごすことにつながります。
身体や心の状態とよく相談しながら「できることからひとつひとつ」「無理をせず」行動に移してみてください。
当サイトでは、どこから読んでもお役に立てるように、構成に配慮したつくりになっています。
必要のないところは飛ばしていただいて何の問題もありません。
ひとりひとりの人生の締めくくりが、より平穏で、より納得のいくものとなり、またご家族にとっても、どこまでも平穏で、悔いの少ない看取りでありますよう、心から願っております。